何とか庵日誌

本名荒井が毒にも薬にもならないことを書きつづるところ

ロマンと打算

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 テントが張れそうな場所がなかなか見つからず、野宿場所を求めて目を皿のようにして真っ暗な道を延々と走る心細さ。誤って地面にぶちまけ土まみれになった夕食を、もったいないし他に喰うものもないから貪る侘しさ。目覚めてみれば雨降りで、雨の中ずぶ濡れになったテントを畳むときのやるせなさ。
 スマートでカッコイイ旅に憧れつつも現実はそうはいかなくて、野暮ったくて泥臭いことの繰り返し。かつて野宿道具を背負ってバイクで日本一周をした荒井の経験からすれば、キャンプツーリングは別に男前でもなければロマンのかけらもなかったぜと言っときます(おい)。


 もっとも、そういうものだからこそ、誰しもこういう旅をやっとくといいのかもしれません。思うより気軽にできることですし。