何とか庵日誌

本名荒井が毒にも薬にもならないことを書きつづるところ

武器屋のオヤジがリアルなのはX68Kだけ

そもそもアニメや戦隊もの、怪獣もので育った世代にとって、「ゆるい」世界は当時も存在していた。ウルトラマンの背中に見えるチャックの跡や輝く眼の下部に穿たれた覗き穴などがそうである。しかし、この時代のこうした「ゆるさ」は、擬似的な世界の表現として見て見ぬふりで許容されたものだった。それは、バーチャルをいかにリアルに見せるかという手段の中に、デジタルが一切含まれない時代のことである。しかし、先に述べた80年代以降のデジタルツールの発達は、プロらしく作り、ホンモノらしく見せるために、このようなアナログ表現のもつ「ゆるさ」をすべて否定していく。ゲームキャラクターなど映像世界でも二頭身から八頭身へと、よりリアルな表現がウケていく。

例によってお題と記事は関係なく。
90年代初頭に出たX68000版「イース」は
リアル志向だったにもかかわらずウケなかったぜ荒井でした(おい)*1

*1:不気味の谷」というより萌えなかったことが一番の理由でなかったかと思います。