何とか庵日誌

本名荒井が毒にも薬にもならないことを書きつづるところ

一番サポート期間が長かったMSX

http://www.yamaha.co.jp/support/info/support_end.html


昨日「ヤマハQYシリーズの萌え擬人化」なんてネタを書いた関係で、
QYシリーズの現在についてググってみたところ、こんなページを発見。
ヤマハ楽器製品のサポート・修理対応終了商品情報なのですが、
「YIS」「CX」シリーズがきっちり記載されていました。


MSX用のFM音源としては、80年代後半にリリースされた「MSX-AUDIO」や
MSX-MUSIC」の方が有名ですが、それ以前のMSX黎明期にも、
ヤマハが独自のMSXFM音源を開発しています。。
ちなみにヤマハMSXFM音源は、4オペレーター8重和音・46音色というもので、
アーケードゲーム等でもおなじみのOPMチップを使ったものでした。
YISシリーズは、そのヤマハFM音源に対応した音楽用MSXです。


YISシリーズは85年にはすでに存在しており、MSX界でそれなりの存在感を放っていました。
さきほどのヤマハのサポートによれば、修理対応終了はなんと2007年3月。
どれだけ診てくれたかは不明ですが、大半のMSXが20世紀を待たずに
ハードメーカーに忘却されたことを考えると、20年弱も一応サポート対象品となっていた
YIS・CXシリーズは、最も長くメーカーに面倒を診てもらえたMSXだったのかもしれません。