何とか庵日誌

本名荒井が毒にも薬にもならないことを書きつづるところ

均衡の奇跡

実際のところ、人間はどのくらいの暑さでまで生存が可能なのでしょう? 『知って防ごう熱中症』(少年写真新聞社)の著者、横浜国立大学教授の田中英登先生にお話を伺いました。「世界には砂漠の地域など、50℃を超える暑さの中で暮らす人々もいますが、人間が何℃まで生存が可能かということは実験例がないので正確にはわかりません。ただ、気温ではなく、体温についてであればデータはあります。体温が42℃以上になると血液中のタンパク質が固まり始めてしまうので、危険ですね」

その昔どこだかの冒険家が、人間はせいぜい体温を
35度から38度の間に保たなければ生きていけない生物だと言っていたのに、
非常に納得した覚えがありました。
それと地球がそれに適した環境をかろうじて保っているということも、
実は相当な奇跡であることに違いはないんですよな。