何とか庵日誌

本名荒井が毒にも薬にもならないことを書きつづるところ

昔はよくあったことらしい

4日午前11時10分ごろ、山形県戸沢村古口の最上川で、「最上峡芭蕉ライン下り」の観光船と回送中の観光船が衝突、乗客17人が打撲や割れた窓ガラスで切り、いずれも軽いけがをした。 山形県警によると、船は最上峡芭蕉ライン観光(本社・戸沢村、鈴木富士雄社長)が運航する第15芭蕉丸。関西方面からの乗客43人を乗せて戸沢村の船着き場を出た直後、船頭とガイドだけが乗った回送船と衝突した。乗客は、阪急交通社が企画したツアーで、ほとんどが大阪、京都からの参加客だった。 事故当時、現場は時折雪がちらついていたが、視界は良かったという。県警は乗務員に事情を聴き、原因を調べている。 「ライン下り」は松尾芭蕉の「五月雨をあつめて早し最上川」の句で知られる最上峡を下る。年間利用客は約23万人。



関係各位が再発防止に努めるのは当然として、
昔舟運が盛んだった頃、船どうしの衝突というのは、交通事故程度に頻繁にあることではあったようです。
航行できる場所が限られている上、最上峡はダシ風が吹いたり、雪が流れてきたりして危ないのはもちろん、
状況が変わる前に荷物を運んでしまおうと急ぐものだから、それで余計に事故が起きやすかったとか。
舟運の記録には、船が難破したときの積み荷の弁償方法についての取り決めなんてのもありました。


最近山形の道について調べていたついでに知ったことでした。