何とか庵日誌

本名荒井が毒にも薬にもならないことを書きつづるところ

ファミコンでなくMSXユーザーだけどな

news.denfaminicogamer.jp


 コンピューターゲームの普遍性やつきあい方、こどもの導き方等々、何かと考えさせられました。
 荒井を含む今の40代は、ファミコンやホビーパソコンと一緒に育った世代です。やれゲームは害悪だ、ためにならないとか言われるたびに反感を覚えつつ、マリオやドラクエにのめりこみ*1、その後スーファミメガドラ、サターン・プレステ、DSにスマートフォン等々、コンピューターゲームというものが身近にあって、その進化を目の当たりにしてきた世代ではあるはずなのですが、その過程でゲームとのつきあい方をちゃんと身につけられたのかと思うと、とたんに不安になります。
 荒井はゲームに限らず、子供をうるさいと言ったり、遊ぶときは親にアポを取れとかいう輩に、自分たちがあんなに疎ましがっていた大人と同じものを感じるのです。そして自分はそんな大人になってはいやしないかと。


 ゲームとは数ある趣味や娯楽のひとつで、他のと同様、人生を豊かにしてくれるものでもあれば、つきあい方を間違えれば身を滅ぼすものにもなります。そして他の趣味や娯楽を排斥するものではなくて、十分共存できるものであります。
 それを身をもって学んできたのが今の40代だと思うので、そうした知見を子供たちや世間に伝えられる「大人」がもっと増えればいいなぁと思うのでありました。


 追記。経験的に、今遊んでも面白いレトロゲームの多くはリリース当時も評判が良いソフトでしたが、リリース当時に評判が良かったソフトが今も遊ぶに堪えるとは限らなかったりするもんでして(汗)。今遊んでも面白いゲームは最低限、操作性とゲームシステムとバランスが良好なものですかね。

*1:MSXユーザーの荒井は魔城伝説とハイドライドだったけどな。

XO-1とかFOR MSX 50とか

www.itmedia.co.jp


 うちにMSXのソフトがけっこう残っているのは、人にほとんどソフトを貸さなかったから、ということが大きいです。
 その昔パソコンを始めた頃、例によって友達とソフトの貸し借りをしたりしたものですが、いわゆる「借りパク」で、そのまま戻ってこなかったものがいくつかありました。以来、人にソフトやハード等を貸さないことが、荒井兄弟の決まり事のようになりまして、貸せと頼まれてもてきとうな理由を付けて断るうち、貸せと言われなくなりました。その分友達減ったけどな(おい)。
 

おでんセールはどうなるんだろう

dd.hokkaido-np.co.jp


 まずは被害を受けた方々にお見舞い申し上げます。
 この台風で、セブンイレブンの大根工場がやられたそうで、おでんの大根が確保できずに困っているみたいな話を聞きました。こないだの熊本地震のデジカメへの影響といい、主力拠点は日頃からいくつかに分散しといた方がよいのだろうなと。

続・寿司屋の陰謀(嘘)

 廻らない寿司入門として、男性向けの雑誌とかマスメディアとかでは「一週間前に予約を入れろ」「こんな格好で行け」「この季節にはこんな魚が出てくるから知っておこう」といったことが指南されます。
 一方であるとき山形県内で発行されている女性向けフリーペーパーの寿司特集を見たら、「まずはランチセットを頼みましょう」「そう気張らずに」と手引きされていて、そういうもんだよなと思ったのでありました。

「馬跳び」

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 プログラム自体はちょっと前に打ち終わっていたのですが、動作確認に少々時間がかかってました。というわけでおなじみMSXプログラムネタ。先日の桂馬飛びパズルに続き、本日ご紹介するのはMSXファン88年7月号掲載「馬跳び」です。


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 本作は将棋の「歩」のみを使った対戦テーブルゲームです。手持ちの歩9枚を交互に動かし、全て相手の陣地に先に送り込んだ方が勝ち。フィールドは3x9マスで構成されています。手前9マスが自分の陣地、奥の9マスが相手の陣地です。
 歩だけに一度に動かせるのは、前方1マスのみ。ただし特例がありまして、目の前に相手の駒がある場合は、飛び越えて駒を動かせます。飛び越せる枚数に制限はありません。つまり目の前に3枚相手の駒が連なっていて、その奥に空きマスがあれば、そこまで一気に駒を進められるわけです。だから「馬跳び」というわけですな*1


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 対戦テーブルゲームながら、本作は1プレイ専用です。相手はMSXが務めてくれます。作者さん曰く「MSXには3つの必勝法がある。」 そのおかげか、当てずっぽうに打つ限りはまず勝てないが、打ち方が分かれば勝てるようになってきて、手の内を完全に理解すれば負けなくなるという、ちょうどよい難易度で手合わせしてくれます。


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 テーブルゲームとはいうものの、この手のゲームは攻略法を数学的に説明できます。本作の醍醐味は、負けながらコツを掴んでその攻略法にたどり着くこと。Mファンの「MSXに勝つ方法を見つけるパズルゲーム」という評は、言い得て妙です。荒井がやった限り、駒をなるべく進めないこと、駒が進む余白を確保すること、一番下の駒はなるべく残しておくことを心がければ、(先手の場合)けっこう勝てるようになりました*2。動作確認に時間がかかったといいながら、実際は勝てるようになるまで時間がかかっただけというのはここだけの秘密なんだぜ(おい)。


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 この作品、ビジュアルもわりと凝ってます。PCGの書き換えにより漢字交じりメッセージを実現しているばかりか、駒も「歩」と「と」から好きな方を選べます。「歩」と「と」を切り替えると、リアルタイムに駒のグラフィックが入れ替わるのはちょっと見物で、意味なく何度も入れ替えたくなります(おい)。作者はかの「MAZE BATTLE」と同じ方。小品ながら隙がなく、作りの良さが際立ちます。


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*1:桂馬は関係ありませんw

*2:プログラムを解析すれば一発だろというご意見は却下します。プログラム読むのけっこうたいへんなんだよ!(おい)

こないだどよまんに出てたよな

yamagata-np.jp


 品物を買ったことは全くありませんが、会社が倒産したら美畑町アンダーこと「ムーミン谷」の風景がどうなるかが気になってしまうのは、山形県民の性なのでしょうか?(おい)