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例によってお題と記事はあまり関係がなく、「ともぐい」と読めることを、誰か一人ぐらい指摘しなかったのかとふと(おい)。
ほぼ日ティーテーブルになった山
先日たまたま、東根の「まなびあテラス」で、飯澤政人さんのK2登頂写真展を見てきました。その会場に仲間が贈った登頂成功祈願の寄せ書きが展示されてありました。
だいたいは「頑張れ」「無事帰ってこい」みたいなことが書かれてあったのですが、その中に「K2晴れろ」というのを見つけた時は、山登りの機微を見たようでうまいことを書いたもんだなぁとおもったのでありました。
あえてお題に乗ってみる
今週のお題「2018年に買ってよかったもの」
んなもんパーフェクトペンシルに決まってます(おい)。
いつでも書けて消せる鉛筆が手軽に持ち歩けるとやっぱり便利ですし安心感があります。で、なによりカッコイイ(おい)。
蔵増の三角点を見に行った
で、先日大岡山に登ってきた後、天童の蔵増で三角点を見てきました。ただの三角点ではありません。一等三角点です。
通常、一等三角点は高い山のてっぺんにあることが多いです。しかしここの一等三角点はなんでもない平地にありまして、車で容易に見に行けてしまいます。平地なので雪が降ったら探しづらくなりそうだったので、積もる前になんとか時間を作って見てきたという次第です。
蔵増の一等三角点の正式名称は「蔵増村」。標高約89.1メートルなので、こないだの火打岳に比べればぐっとお手軽です(おい)。場所は天童の西の方、最上川温泉「ゆぴあ」の近く。県道23号線の蔵増バイパスと、県道20号線が交差するあたりですが、周りは全くの田んぼで、農道のわきの草ぼうぼうのところに埋もれるように設置されてあるので、一見どこにあるかわかりづらかったです(おい)。
さておき、田んぼの真ん中なので見通しは非常によく、周囲に月山や葉山、御所山が望まれます。なるほど、これなら一等三角点を設置するのにうってつけでしょう。
これで今年は四つの一等三角点を拝むことができましたが、欲を言えば金沢山も見ておきたいところです。
ふたたび大岡山に登ってきた
こないだの日曜日はすばらしく天気が良く、月山がはっきりと見えたので、よく見えるところから眺めたくなって、ひさびさに大岡山に登ってきました。大岡山は山形市の北部、風間地区にある里山で、ちょうど2年前の同じ頃に登りに行ってます。里山は初冬でも雪がないのでよいですな。
今回はお手軽に七曲りコースこと、旧松茸山との鞍部に直接登り、そこから山頂に向かうルートを選びます。11時20分頃に楯山なかま館を出発し、40分程の歩きで無事山頂に到着。天気のおかげか、山頂は登山客で賑わっていました。
雲ひとつない空は澄みきって青く、向こうの山並みがくっきりと浮かび上がります。目の前にはすっかり白くなった月山が、その隣には葉山、奥には朝日連峰、さらには鳥海山まではっきりと拝むことができました。こんなに展望に恵まれるのも、初冬の山歩きの楽しみです。
下りは前回と同じく、不動尊に下りるコースを選択。不動尊前は厚く積もったイチョウの落ち葉の絨毯です。今年も里山を中心にいろんな山に登ってましたが、来年もあれこれ登りたいもんです。
「HAPPY COIN」
本日もこないだ動作確認が終わったプログラムネタ。今回はベーマガ84年11月号から、高原保法さん作「HAPPY COIN」です。
高原さんは拙サイトやブログで何度も採りあげているとおり、ログインの「ミッドナイトチェイス」シリーズや、「YAZ-ZIP」名義で各種ファンダム作品を送り出した伝説的投稿者。後にプロのゲーム制作者となり「トゥルーラブストーリー」を作ったことが知られています。本作はその高原さんのMSX初となるアクションゲームです。
一言で説明すれば、本作はコインを弾いて回転させるゲーム。「幸せのコイン」から閉じ込められた悪魔が逃げ出さないよう、コインを回し続けようという設定です。当時は突飛な設定のアクションゲームをしばしば見かけたものですが、それら作品に通じる「匂い」があります。
コインを回すには、指でっぽうで輪ゴムをぶつけます。ただしコインには回転方向があり、それと逆にゴムをぶつけると回転が弱まり、しまいには止まって倒れてしまいます。倒れると中から閉じ込められていた悪魔が現れてワンミス。ですので方向を見定めてよく狙うことが大切です。
操作はカーソルキーの左右とスペースキーのみ。オールBASICながら操作性や動作速度は良好で、プログラムも基本的な命令のみで解りやすく組まれてあるのは、その後の高原作品同様です*1。
コインは左右にふらふらと動くばかりか、気まぐれに回転方向を変えるため、狙って当てるにはコツが必要です*2。このコインの挙動がなかなかにイヤらしく、簡単すぎず難しすぎないよいバランスになってます。
うまくゴムを当てると回転が速まり、最高速まで上げるとステージクリア。コインは速度によって泣き顔になったり笑顔になったりするほか、輪ゴムの当て方によって効果音が変わるので、これが目安になります。
コインを回す、というユニークなアイディアに加え、本作が優れているのは各種のボーナスフィーチャーです。コインが笑顔になると、緑の箱から各面1回だけ、妖精が飛び出しますので、これにゴムを当てるとボーナス点です。3匹集めるとスペシャルボーナスなんですが、集めた妖精の色によって得点が変わったりエクステンドしたりと得られるものが変わるというのが、いかにも当時のアクションゲームぽくてなかなか凝ってます。
コインから悪魔が現れたときも、タイミングよく輪ゴムを当てられれば退治したことになり、ミスを免除してもらえるほか、ボーナス獲得。これら各種ボーナスの存在が、ゲームを単調にしない良いアクセントとなってます。
永久パターン防止対策がない*3、ハイスコアが記録されない、開幕時に即ミスになる*4ことがよくある、といった点は気になりますが、全体として非常に良くまとまっており、他の高原作品同様に高品質な内容です。かのDr.Dも「アイディアがすばらしい。アイディアとゲーム性の両面で他作品を圧倒している」と絶賛し、月間最優秀作品に輝いています。