何とか庵日誌

本名荒井が毒にも薬にもならないことを書きつづるところ

遠い分だけあったかい

奈良県南部にある十津川村が職員を募集している。一般職員で月給30万円という待遇にネット上では、「応募しようかな」という声が多数あがっている。 日本一大きな村である十津川村は、電車が通っていないためバスか車でしか行けないというまさに秘境。「紀伊山地の霊場と参詣道」として世界遺産に登録されているほか、日本最長といわれている鉄線の吊り橋「谷瀬の吊り橋」でも知られている。

十津川村を秘境と呼ぶのは、ちょっと違うような気がします。
村には温泉地が2つもありますし、さらに休日ともなると、
自然を求めて関西中から人が集まり、国道168号線は大渋滞になります。
ただ単に交通の便が極端に悪いだけで、別に人跡稀というわけではないのです。
辺鄙であることは、今日日それ自体が観光の大きな売りとなってしまいます。
辺鄙さゆえにかえって人が寄ってくる場所を、果たして「秘境」と呼んでいいのだろうかと*1


本当の秘境とは、特徴がなさ過ぎて
人の記憶にも残らないような場所のことだと思う荒井でした。
ともあれ、十津川村は楽しかったなぁ。テント担いでまた行きたい!

*1:拙日本一周記では「秘境」と書いてしまってますが(おい)。