何とか庵日誌

本名荒井が毒にも薬にもならないことを書きつづるところ

長根峠に行ってきた


置賜地方の花見を兼ねて、長根峠に行ってきました。
長根峠は川西町と飯豊町の間にある、眺山という小山を越える峠で、
すぐ南には諏方峠が控えています。
峠は別名眺峠ともいいまして、その昔、徳の高いお坊さんが当地牛居坂を訪れ、
この山から周りを眺めたところ、近くに霊地があるのを見つけたから、
その名が付いたとも言われています。


峠の一帯は牧場になっています。鞍部のあたりは牛の臭いが漂っていました。
枯木や松並木の合間からは、ふもとの置賜盆地が姿を覗かせ、なるほど、名前のとおりです。
峠は整備された車道になってまして、車の往来もそれなりにあるのですが、
片隅にはお地蔵さんや古い石碑などもあり、古い峠であることが一目で分かりました。
川西町のあたりも峠密集地帯ですので、これから何度か足を運ぶことになりそうです。