何とか庵日誌

本名荒井が毒にも薬にもならないことを書きつづるところ

ツマラナイカラヤメロトイヒ

青色発光ダイオード(LED)をめぐる訴訟で、日亜化学工業(徳島県阿南市)と中村修二・米カリフォルニア大サンタバーバラ校教授が争った特許について、同社は10日、権利を放棄すると明らかにした。 この特許は窒化ガリウム系結晶の製造方法に関する404特許と呼ばれるもので、中村教授が同社に在職中に開発した。 同社は訴訟を通じて「青色LED発明で、この特許の寄与率はゼロ」と主張。特許放棄について同社は「現段階で詳細はコメントできない」(事業企画部)としている。LED製造は技術革新が進み、404特許に基づく製造方法は最近、ほとんど使われていないという。日亜化学もこの特許に基づく製造方法を既にやめており、特許権を所有し続ける効果がないと判断したとみられる。



争点となった技術が過去のものとなっていた模様。この結末が妙に虚しくあり皮肉であり。