何とか庵日誌

本名荒井が毒にも薬にもならないことを書きつづるところ

霞を食って生きられるか?

電気、ガス、水道などの公益企業と建設会社で構成される業界団体のコモン・グラウンド・アライアンス(CGA)が先月発表した報告書によると、掘削工事時に地下ケーブルやパイプラインが損傷した事故は2004年だけで67万5000件以上起こっているという。また、昨年10月に発表された電気通信産業連盟(ATIS)の報告書によると、2004年までの12年間に起きた通信関連の障害で最も多い原因がケーブルの誤掘削だという。ここ数年は障害の件数こそ減っているが、1件1件の規模や復旧までの所要時間は拡大している。 米国土安全保障省は2004年、テロリストが掘削時の事故に乗じて攻撃を仕掛けることを懸念し、障害情報の公開をやめるよう米連邦通信委員会(FCC)に働きかけた。国土安全保障省FCCに提出した文書の中で、「たとえ1つの出来事でも(その詳細を明かせば)インフラに深刻なリスクを及ぼす恐れがある」と主張し、FCCを説得した。 ホワイトハウスでサイバーセキュリティーの顧問を務めていたハワード・シュミット氏は「ワーム、トロイの木馬、ウイルスなどを使ったデジタル版真珠湾攻撃について話す人なら大勢いる」と指摘する。「しかしおそらく、いわゆる『ショベルカー攻撃』(写真)のほうが実際に起きる可能性は高く、『コード・レッド』をはじめとする、これまでに起きたいかなるサイバー攻撃よりもその地域に与える影響は大きいはずだ」

電子記号は依り代がなければ存在できないわけです。