何とか庵日誌

本名荒井が毒にも薬にもならないことを書きつづるところ

窒息

今年初めて単車に乗りました。前に乗ったのが去年の11月ですから、かれこれ5ヶ月ぶりです。
毎年の単車初めは、冬眠していたエンジンをたたき起こす作業から始まります。
単車の場合、長期間エンジンを始動せずにおくと、かかりが異常に悪くなります。
そこで、あの手この手でエンジンをかかりやすくしてやるというわけです。


いつもの手順ですと、押し歩きをしてタイヤからエンジンを回してやって、それからスタータースイッチを押して始動するかを確かめます。
いつもなら、これを何度か試すうちにエンジンがかかってくれるのですが、今回はなかなかかかりません。
何度もスタータースイッチを押すものだからバッテリーも上がり気味で、
とうとうセルスターターが回らなくなってしまいました。


「どうすっぺ?」と、スパークプラグやキャブレターを点検してみるのですが、特に異常は見られません。
一向にエンジンが始動する気配もなく焦りが募る中、今度はキックスターターを何度か蹴りこんでみますが、梨の礫。


結局、チョークノブ*1を引いていなかったことが原因でした。最初に気が付けばいいものを(泣)
しかしうちのジェベル、キックスターターがこれほどありがたいと思ったことはありません。

*1:エンジンに濃いめの混合気を送るためのレバー。エンジンが冷えた状態では燃料がうまく気化せず始動しづらいので、こうした機構が必要となる。