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何とか庵日誌

本名荒井が毒にも薬にもならないことを書きつづるところ

「そりたん~solitude tank~」

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 というわけでプログラムネタ。今日は「そりたん」(Mファン88年10月号)です。
 「そりたん」とは「solitude tank」の略。孤軍戦車とでも言やいいのでしょうか。この戦車を操ってフィールドを動き回り、画面内にうごめく敵キャラをすっかり撃破するのが目的のアクションゲームです。
 いちおうアクションではありますが、その性格は「ドラゴンスレイヤー」に似たものがあります。極めてターンベース制コンバットに近いアクションゲームか、持ち時間ゼロの将棋とでも言えばいいのか。敵が一歩動く間にそりたんは一歩の移動と砲撃ができます。ただし全てがリアルタイムに進行するので、グズグズしているとなにもできません。
 撃った弾が敵に当たれば撃破できますが、弾は3マス先に着弾し、着弾地点は穴になります。注意しなければならないのは、そりたんは180度の反転と静止ができず、フィールド外や穴に落ちるとワンミスになること。弾を撃つごとに移動範囲が狭くなるので、無駄撃ちばかりしているとすぐにハマってしまいます。
 敵の動きを読み、自機の移動方向を決め、よく狙って攻撃するといった行動を瞬時にこなせなければ1面でさえクリアは不可能。ですからはじめたばかりのうちはまぁとにかく頭がこんがらがるのですが、次第に操作に慣れてきて、敵の癖などがわかってきてからが勝負です。


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 本作の作者、Taiさんは、以前紹介した「KEIMMER」や「やさいぼーぐ」の作者さんでもあります。シンプルかつ妙でクールなグラフィック、ひねくれたルール、そして抜群のセンスを備えたその作風は、往年の「プログラムポシェット」を彷彿とさせるものがあります。
 徳間系の雑誌のプログラムには、ベーマガやログイン等他の雑誌にはない独特のセンスがありました。いかにも徳間系らしい、ハイセンスさが感じられる作品です。