何とか庵日誌

本名荒井が毒にも薬にもならないことを書きつづるところ

「ルーム918」




MSXプログラムを1本打ち終わったので例によってご紹介。
今回紹介するのはアスキーのポケットバンクシリーズ
アドベンチャーゲームブック」収録のワンシーンAVG「ルーム918」です。
ひょんなことで婚約者に多額の保険金を掛けられていることを知った主人公、
さる高級ホテル「クレッシェンド」で、疑惑の婚約者を待ちながら、
恐怖の一夜を過ごすことになるのだが...というのがゲームのあらすじ。
アドベンチャーゲームブック」には凝ったストーリーや
設定も載っているのですが、ゲーム自体はわりとあっさりした作りのAVGです。
大きな特徴は、1シーンのみで構成されているところ。
ゲームは主人公が宿泊する「ホテル・ド・クレッシェンド」の
918号室に着いたところから始まりまして、
全ての出来事はこの918号室内で展開するという趣向です。
出てくるのはこの一部屋の画面のみですが、
PCG機能をフルに活用したグラフィックが目を惹きます。
ただしその分、エラーが発生したときなどリストが見づらくて、
バグを追い込むのに苦労しました(笑)





さて、プレイヤーは「婚約者に命を狙われている」と疑心暗鬼に陥りつつ、
ホテルの一室に籠もるわけですが、それを裏付けるかのように
やがて火災が発生し、プレイヤーを追い詰めます。
あえてゲームの目的を挙げれば、火事と疑心暗鬼で恐怖の一夜を無事明かすこと。
下手に動きまわると、脱出に失敗して転落死とか、
助けが来る前に煙が回って窒息死等々、ゲームオーバーになってしまいます。
部屋には酸素ボンベも備え付けられているのですが、
ただ使っただけでは助かりません。そこでさあどうするか?
というのが本作一番の謎解きです。





恐怖の一夜を生き延びれば、グッドエンドとなります。
アドベンチャーゲームブック」では、
「今日は4月1日。この事件は婚約者による手の込んだ
 エイプリルフールのドッキリネタだったとさ」というオチが明かされているのですが、
ゲーム本篇ではDRAW文で描かれた一枚絵が出ておしまいです。
解き方が判ればあっさり解けてしまうのですが、
その解法を見つけるにはちょっとした発想の転換と慎重さが必要で、
そこが本作が謎解きAVGたるゆえんでしょうか。
ちなみに制作にあたったのはかのゲームアーツ
なるほどなと思わせるものがあります。





例によって動画を用意しましたのでご参考に。

新品を700円で買いました

駿河屋さんのMSXソフトの在庫を漁っていたら、
ザインソフトの「スーパートリトーン」が4500円で売られてました。
需要と供給とはいいますが、とりあえずゲームの出来がアレな上、
それなりに手に入れやすい部類のソフトなので、
この値段はあんまりでないかと(泣)

クウェートの会社が扱ってたらしい

世界の人口分布を見た時、巨大なイスラム世界は決して無視することができません。しかし余りにも手に入る情報が少ないのも事実。慶応義塾大学の斎藤成紀氏は「イスラーム法とゲームパブリッシング」として貴重な情報をCEDEC 2011で発表しました。

例によってお題と記事は関係なく。
その昔イスラム世界でMSXが売られていたことはそれなりに知られていることなんですが、
オリジナルのMSXソフトもいくつか作られていたのでした。
あらかた戒律に抵触しない教育ソフトが中心で、
ROMカートリッジのラベルもイラストではなくアラビアならではのモザイク模様。
もっとも、にもかかわらずイスラム世界の熱心なMSXユーザーは、
どこからかコナミのゲームとかを取り寄せて遊んでたりしていたらしいですが。

「ジャンケンクエスト」はじめました

http://psyzans.web.fc2.com/Testsite/JKQ/JKQ_01.html
拙サイトにまた新しい記事を追加しました。
高原保法さんの「ジャンケンクエスト」紹介記事です。
打ち込んだのは去年で、そのうち記事にしたいとは思っていたのですが、
例によって遅れに遅れたわけですな(泣)。
動画も作ってみたので、興味がありましたらどうぞ

「てんぷら」


「てんぷら」by上野英明,徳間書店MSX・FAN89年1月号掲載。


劇団ひとりさんが今週の週刊文春のコラムで、
かつてMファン読者で天ぷらの揚がる音を鳴らすプログラムを
入力したと言ってたので、思わず探しだして動画をうpしてしまった次第。
ひとりさんが米チャさんやバボさんの名前を知っていたかと思うと
胸が熱くなるものがありますな。

MSXでは1文節先送り

Googleの検索の品質向上などを手がけているDan Russell氏が調査したところによると、9割の人が「ドキュメントやウェブページで単語やフレーズを検索するためのコマンド『CTRL+F』を知らない」そうだ(本家/.)。同氏は人々の検索行動について何千ものケースを見てきたとのことだが、実際に調査に赴き被験者が特定の単語を探すために何時間もかけて長いドキュメントを読み続けるという場面にどれだけ出くわしたか分からないという。最後に「いいやり方を教えてあげよう」とCTRL+Fを見せると皆「人生無駄にしてきた!」と驚くそうだ。

CTRL+Mで改行、CTRL+Uで一行削除、CTRL+GでBEEP等々、
「コントロールコード」と言いまして、MSXの昔からCTRLキーを使った
ショートカットキーは存在していたのですが、思えばその頃から
全てを使いこなしていたわけではなかったんですよなぁ。

「たこの海岸物語PART II」の動画をアップした





ネタが無い時のMSX動画頼み。
MSX・FAN読者にはおなじみ、米屋のチャチャチャさんの代表作、
「たこの海岸物語」第2作のオールクリア動画です。
この手のアクション性の強いパズルゲームは、
動画で解法を示す方が分かりやすいかもしれません。