何とか庵日誌

本名荒井が毒にも薬にもならないことを書きつづるところ

gura行ってきた

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gura-yamagata.jp


 本日山形の旅篭町にオープンしたguraに行ってきました。街中の振興を期し、旧い蔵をリノベーションして作られた新しい文化施設、ということのようです。そのオープニングイベントのマルシェに、荒井がちょくちょくおやつなどを仕入れに行っている移動販売屋さんが出店するというので、買い物がてら寄ってきたというわけです。


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 着いたのが午前11時過ぎ。ちょうどオープニングセレモニーの真っ最中でした。あたりには一般客のほかに、上下背広で決めた方々がずらりと並んでます。おそらく行政や事業主関係者の方々でしょう。司会者さんが「guraのグランドオープン」としきりに口にするのが、なにかのダジャレのようでした(おい)。
 ひとしきりお偉いさんのあいさつ終了後、テープカットで式典はおひらきです。その際放送で参列者さんに、本番ではさみを入れる前にまずは撮影用にカメラ目線で切るフリだけお願いします、という指示がありました。ずいぶん段取りがねんごろなものです。


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 一般客の入場は12時からでした。猫の額ほどの敷地には老若男女がつめかけ、奥の方ではバンドの生演奏も披露されて賑やかなものです。意外に多いのが子連れの若夫婦。地元テレビ局や新聞社といった報道関係者の姿も多く、注目度は高いようです。来場者には紅白饅頭がわり、隣の和菓子屋さんのどら焼きが配られ、荒井もひとつありつくことができました(おい)。


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 敷地内の建物は主に三つ。ひとつが地元食材が売りのレストラン、ひとつが地場の工芸品を扱うクラフトショップ、もうひとつは貸しホールです。いわゆるインスタ映えしそうなオシャレ施設といった外観で、どこか寒河江のgeaに似てますが、施設付属の物販コーナーが小さいのが意外です。あちらが基本セレクトショップであるのに対し、こちらは飽くまで文化施設に寄った理念で作られているのでしょう。むしろ公民館に近い施設なのかもしれないという印象を受けました。
 「紅の蔵」やとんがりビル、御殿堰広場等々、近隣に似た施設が数ある中でどうやって差別化を図るのかが不思議でしたが、そのあたりが他との違いとなるのかもしれません。
 隣の老舗旅館・後藤屋は解体されて久しく、裏の人気ラーメン屋・たまやさんも先日旅篭町を去りました*1。中心街の振興と賑わいの創出は、どこの街でも重要課題となっているようです。山形県民として、他の施設とともに街を盛り上げる場所として育つことを期待いたします。


 ところで目当ての移動販売屋さんはやってませんでした。うちに帰って調べてみたら別の日の出店で、荒井が日にちを間違っていたのでありましたとさ(泣)。

*1:後日、中の方が東根に開業した「まがりすけ」さんに行ってきました。けっこううまいです。