何とか庵日誌

本名荒井が毒にも薬にもならないことを書きつづるところ

「COLON」

キャラクター紹介を兼ねたタイトルデモ

 ここのところ仕事が忙しくて、動作確認とレビューが滞っております。本日はひさびさにMSXプログタムネタ。これまたひさびさにMマガより「COLON」(87/1)のご紹介です。

ゲームスタート。最初にリンゴの位置が赤く示される。
よくおぼえておこう。

 主人公コロン君を操り、オバケどもを避けつつ、リンゴを集めましょう。リンゴは壁の中に隠されています。壁を壊して掘り出しましょう。全てのリンゴをゴールこと「ミニコロン」まで運び込めばステージクリアです。

リンゴの中にリンゴの面。ところで主人公がどことなくランダーっぽいな

 …とまぁ、ざっと遊んだ感想は「地味!」(おい)。アイディアやゲームシステムに別段目新しさはありません。画面も華やかというものではありませんし、ド派手なエフェクトもありません。よく言えば王道の、悪く言えばよくありそうな「追いかけアクションゲーム」ですな。
 しかしだからといってダメなのかとおもいきや、全くそうではありません。地味ながら作りはしっかりしており、これがなかなかどうして良い出来なのです。

地味! しかし作りは悪くない!!

 本作では各面様々な種類の敵キャラが出現します。そしてそのいずれもそれぞれ動きが違います。ゲーム内容はシンプルで明快。各面地形や登場キャラ等に変化があって先が見たくなります。それはとりもなおさず、面と敵ごとに廻り方と避け方を考えるという、本作の面白さの中核を成す要素となっています。
 操作性もまずまず。グラフィックも多色刷り使用で、実は丁寧に描かれているところもポイントが高いです。ですから弄った感触が悪くありません。地味ではあるものの、しっかり楽しめる良作に仕上がっています。

おなじみMSX面も。各面変化があるので先が見たくなる。

 作者さんは以前紹介したベーマガプログラム「オバケくん」と同じ方。「オバケくん」も素朴ながら、作りの良さが光る作品でした。作者さんの腕の確かさが伺えます。

やられた! 実はグラフィックもなかなか力が入っている。 

 出来は良いんですが、リストは少々長めです。全体で約300行、Mマガのページ数にして4ページ強。1行1行こそ短いものの、内容に比してちょっと長いかな、という感は否めません。それと面ごとに得られるスコアがあんまり変わらないのは気になるところ。リンゴは1個拾うごとにゴールまで運んだ方が高得点なんですが、それでも大きな差にはなりません。ここはもっと思い切ってもよかったのではとおもいました。

改造部分。時間のかかるグラフィック定義処理を機械語化している

 それと本作は、Mマガ編集部によって一部改造されています。なんでもオリジナルは実行からタイトルが現れるまで40秒かかったのだとか。そこでスプライトとPCGを定義する処理を一部マシン語化し、起動の高速化を図っています。