
本日はMSXプログラムネタ。ベーマガ87年2月号より「ソロモン」です。

ご覧のとおり、テクモの「ソロモンの鍵」です(おい)。「ソロモンの鍵」の5面がどうしてもクリアできないので頭にきて、自分で似たようなパズルゲームを作った、と作者さんは語っています。当時の投稿プログラムの定番、人気市販ゲームのなんちゃって移植の典型と言って良いでしょうか。
残念ながら荒井はオリジナルの「ソロモンの鍵」をやったことがありません*1。YouTubeでプレイ動画を見る限り、様々なアクションを駆使して解く、なかなか高度なゲームなようです。

本作の目的はシンプルです。制限時間内に鍵を取り、ドアまで行きましょう。時間切れになったり、ボール状のモンスターに捕まるとアウトです。ただしゲームオーバーはなく、やられてもその面の初めからやり直しとなります。ギブアップ機能に加えステージスキップ機能まで完備。親切仕様ですな。
自分の左右に任意にブロックを出したり消したりできるのは本家と同様です。これで足場を作りながらフィールドを歩き回りましょう。ただし「足元にブロックを出す」とか「頭突きでブロックを壊す」といった、本家で可能なアクションは省略されています。

やはりMSXの中規模なBASICプログラムゆえ、できることは本家より大幅に限られています。アイテムは鍵だけですし、出現する敵も一種類のみ。妖精も登場しません。ゲームは多彩なアクションを駆使してフィールドを攻略するというよりも、どこに足場を作り、どう敵を足止めして、どうフィールドを廻るかを考えるというパズル要素 が強くなっています。むしろ下手に本家同様のアクションを実現しようとせず、ジャンプとブロックの出し消しだけに留めたことで、本作は自作プログラムならではの遊びやすさと完成度を獲得したと言って良いでしょう。割り切ったゆえの潔さがあるのです。

「チェッカーフラグ」では、どこかで見たような要素ばかりだが、ゲームの方はオリジナルと言ってよいのではないか、ゲームバランスもうまく調整されている、となかなかの高評価を得ています。

飽くまで簡易的なものだがあるのはうれしい