何とか庵日誌

本名荒井が毒にも薬にもならないことを書きつづるところ

「かみなりの町」




 本日はMSXプログラムネタ。Mファン90年8月号より「かみなりの町」のご紹介です。
 起動すると「どのいえがのこるでしょう?」と尋ねられます。画面下にはアルファベットのAからIまで9軒の家が表示されています。それでてきとうな家のアルファベットのキーを押すと、雷が激しく落ち始めます。落雷した家は消えます。そして落雷の末、最初に選んだ家が最後まで残っていれば得点の上次の面へ。残っていなければゲームオーバーです。
 雷がどの家に落ちるかは全くのランダムです。ですのでどの家が生き残るかは全く予想できません。いわば不条理な予想ゲーム(おい)。果たしてこれをゲームと呼んでいいのかという気もします。
 作者さん曰く、もともと「AVフォーラム」に投稿するつもりで作り始めた作品だそうで、ならばゲーム部分が取って付けたような内容であることも納得がいきます。デモとして見てみると、稲妻や雷鳴の表現がなかなかよくできています。飽くまでも雷のエフェクトを楽しむ作品と捉えるべきでしょう。