何とか庵日誌

本名荒井が毒にも薬にもならないことを書きつづるところ

「シャッター」

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開店前からラーメン屋さんに並ぶことではない(おい)

 レトロゲーマーにとってシャッターとは、『沙羅曼蛇』最終面の最終局面や『スペースマンボウ』の高速スクロール面のアレでした。というわけで今回ご紹介する「シャッター」は、『沙羅曼蛇』とか『スペースマンボウ』の方を彷彿させる作品です。
 上下に浮遊する自機を巧くコントロールして、画面左から右側まで移動しましょう。その間には4本の「筋」があり、近づくと白い板みたいなシャッターが上下しては行く手を邪魔します。自機が床や天井、またはこれにぶつかるとゲームオーバーです。
 畢竟、ヨッパライゲームなんですが、シャッターの動きがよくできているので、単調さがありません。単純に上下するだけではなく、面が進むごとに速くなったり、またフェイントをかけるように現れたりと、一筋縄ではいきません。動作パターンを覚え、タイミングをはかってボタンを押すのが攻略のポイントです。

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「スペースマンボウ」高速スクロール面。比較のために貼ってみる。

 よくよく比べてみると、やってることは「スペースマンボウ」の高速面とはかなりというか全然違います。あちらは開閉のタイミングを見て左右にかわすのに対し、こちらは上下動でかわすゲームですし、白い板は行く手を邪魔するだけで「開閉」はしていません。
 にもかかわらず当時のコナミSTGでおなじみの、シャッターを切り抜けるそれっぽさを感じさせるのは、見せ方の妙でしょうか。