何とか庵日誌

本名荒井が毒にも薬にもならないことを書きつづるところ

「PUNCH MAN」




 本日もMSXプログラムネタ。今回はMファン89年7月号から「PUNCH MAN」です。


 内容は至ってシンプル。迫り来る悪漢どもを、パンチでなぎ倒していくゲームです。敵はタフで、パンチを当ててもひっくり返るだけで、程なく起き上がってまた襲ってきます。何度かダウンさせるとようやくバタンキューです。逆にパンチを受けると体力ゲージを減らされた上、こちらが倒されてしまいます。体力がなくなればゲームオーバーとなります。
 出てくる敵は三体。何も考えずに動くと囲まれて袋だたきになりやすいため、立ち回りには気をつけなければなりません。三体全てをバタンキューに追い込めば面クリア。全5面でオールクリアです。





 オールBASICで組まれているためか、アクションゲームとしてはそれなりです。スピードはまずまず。操作性はそれほどでも。キーを押してからパンチが繰り出されるまでに遅延があって、やや違和感があります。敵の動きもそれほど凝ってはいません。
 ただしシンプルな殴り合いゲームという内容は非常にわかりやすく、難しいことはよい意味で何もやっていないため、取っつきは悪くありません。パンチが出るのが遅くても、大ざっぱな操作で攻撃がけっこう決まるので、悪い奴をボコボコにするという爽快感はまずまず味わえます。





 Mファン編集部では、回復アイテムを出現させる改造方法を紹介しています。適用すると残り体力が5を切った時点で回復アイテムが出現し、体力を全快できるようになります。非常に遊びやすくなるので推奨しときます。