何とか庵日誌

本名荒井が毒にも薬にもならないことを書きつづるところ

「オストリッチ」

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またプログラムを入力し終わったのでご紹介。今回は以前紹介した「オストリッチII」の前作「オストリッチ」です。
作者は続編同様、セングラ等で有名な多部田俊雄さん。原案はイラストレータ松田浩二さんが出したもので、多部田さんはプログラミングを担当したようです。
以前書いたとおり、「オストリッチ」は日本コロムビアよりパッケージ版が販売されるとともに、そのリストが月刊マイコン85年3月号にも掲載されています。荒井が入力したのはこの掲載されたもの。雑誌ページの扉イラストは松田さんが手がけています。


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ゲームシステムは「II」と同じ。オストリッチで足場をつついて橋を壊し、敵キャラエグモンをやっつけるというもの。内容はほぼ同じですが、文字フォントの太字処理がされていなかったり、制作元が「STUDIO BUG」ではなくて「COLPAX」を名乗っていたりと、細部が少々違います。
リストを見ると、BASIC部分は大部分が同じ。IIのリストを流用できたので、入力は大幅に省力化できました(おい)*1。一方でマシン語リストはけっこう記述が変わっており、入力やバグ捕りで苦戦させられました。
面数は全4面です。エディット機能付きの「II」のデフォルトの面数が4面と少ないので、前作はもっと多いのかと思ってましたが、もともと4面しかなかったわけですな。

*1:ただし行番号のステップがぐちゃぐちゃだっため、書き換えに気を遣いました。完成前にRENUMぐらいしろよ!(泣)