ソニーは21日、8ミリビデオ録画再生機の生産を9月に終えると発表した。8ミリビデオカメラは2008年に生産を終えている。「8ミリ」の機器は1980年代半ばに登場し、家庭用ビデオカメラを普及させたが、半導体などに録画の役割を譲り、市場から姿を消す。 個人向け8ミリビデオカメラ「ハンディカム」が85年に登場し、88年に録画再生機が発売された。これを機に、ビデオカメラを買い、結婚式や入学式、運動会などを撮影する人が増えた。 だが、近年はDVDやブルーレイディスク、半導体などで高画質の動画が大量に録画できるようになり、8ミリにとってかわるようになった。現在はソニーが録画再生機を生産しているだけだった。 ソニーは8ミリテープの利用者には有料でデータをDVDなどに記録する。8ミリテープ自体の生産は続ける。
ソニーが8ミリビデオデッキの製造を打ち切るという話。
こないだの富士APSフィルム販売終了に通じる感慨を覚えるわけですが、
それはさておき、メーカー自らデータ移行サービスをするというのが、
記録メディア業界ではあまり例がなかったように思います。