何とか庵日誌

本名荒井が毒にも薬にもならないことを書きつづるところ

最強は写ルンですらしい

かつて、といってもちょっと前の話だけれど、フィルムカメラとデジタルカメラの割合がまだ半々くらいだった頃の話。寒いところとか高いところとか、いわゆる極地を撮影するにはフィルムカメラが選ばれていた。厳しい環境ではデジタルよりも優れた部分が多かったからだ。今でも極地の撮影はフィルムの方が有利な部分があるのだろうか。試してみよう。

まぁ、一長一短ということで。


その昔植村直己さんが極地を冒険した際、好んで使っていたのはニコンF2だったそうです。
他にもAE機能付のF3なども使っていたそうですが、完全機械式のF2の方が好きだったとか。
極地での写真撮影は、記録のためであるのもさることながら、
「娯楽」の側面が強くなるんだなと思ったものでした。
冒険や旅の日常とは、全力で移動している他には意外に変化がないものでして、
「飯を作る」「繕い物をする」「日記を付ける」といった、
手間が掛かるごくあたりまえの行為が変化を付けるものとなりまして、
それゆえ格好の娯楽となりうるわけです。
使っている銀塩カメラが安原一式&GRレンズなのには驚いた荒井でした。