何とか庵日誌

本名荒井が毒にも薬にもならないことを書きつづるところ

明神山に登ってきた




以前から気になっていた、明神山に登ってきました。
明神山は最上町は赤倉温泉の北、標高約617mほどの低山です。
小国郷開拓の祖と伝わる田沢内匠頭介が、仙人になるため、
ここで修行をしたという伝説がありまして、低いながら
急登はもちろん、きわどい岩登りや峰渡りが連続するという、
荒行の場らしい山でもあります。
地元の方々にとっては信仰の山なのですが、
一方子供の頃からの格好の遊び場でもありまして、
地元古老の有志の方々が山を愛する会を結成して、維持管理等にあたっています。





今回はその山を愛する会主催の催しに参加しての集団登山でした。
赤倉入口にある草分大明神社から502mピークを経て山頂を目指し、
西南西に延びる尾根伝いに、ふもと富沢馬頭観音まで
降りてくるというコースで、所要時間は約4時間。
参加者は30人弱で、主に地元小学校高学年の生徒さんとその父兄です。
子供らと古老が入り交じり、おしゃべりしながらの楽しい登山会となりました。
山は花立峠に連なる連山の南端にあたり、カルデラ盆地に突き出すような格好で、
てっぺんからは最上町の様子がよく見えます。
こんなふうに子供らと古老がふれあいつつ、
地元のことを伝えたり知ったりする機会があるということは、
実に素晴らしいことだなとつくづく思うのでした。





下山後まだ少し時間があったので、ついでに背坂峠の様子も見てきました。
薮こそないものの、今年はまだ雪が少々残っており、倒木も去年より増えてました。
歩けないことはありませんが、あと1,2週間ぐらいすれば雪も溶けて、
快適に歩けるんでないかと思います。