何とか庵日誌

本名荒井が毒にも薬にもならないことを書きつづるところ

秘湯の定義

世間には「秘湯」と呼ばれる温泉がありまして、
だいたい辺鄙で行きづらい場所にある温泉がその名を称していることが多かったりします。
ところがその多くが、「秘湯」であるがゆえに人気が出て有名になっていることを考えると、
果たしてその「秘湯」は、秘湯と呼んでよいのかと思ってしまいます。
行きづらい場所にあっても人がわんさか訪れるならば、それは知られざる湯なのかと?


この流儀で考えると、本当の秘湯とは、単に山奥の行きづらい場所にある温泉のことではなくて、
立地に関係なく、目立たなすぎてあまり知られてない一軒鉱泉宿とか源泉とか、
身近すぎて地元の人しか知らないような温泉こそが、秘湯ということになるんですよな。