何とか庵日誌

本名荒井が毒にも薬にもならないことを書きつづるところ

昔のアイ・ツーの広告から







ちょくちょく覗いているloderunさんのblogにて、マジコン問題が話題になってたので、
MSXでも似たようなROMの読み書きをするようなツールがあったんでないかと気になって
昔のベーマガを漁っていたところ、MSXのツールはさっぱり見つからず、
かわりにファミコン用コピーツールや改造ツールの広告があれこれ見つかったので、
せっかくだからとここに転載しときます。


年代は87年10月から88年4月頃、販売はいずれもアイ・ツーで、
全てファミコンディスクシステムを使うツールです。
見た感じトンカチエディターはディスクダンプで、ジンゴローはグラフィック改造ツール、
「ファミー」はROM用コピーツールといったところですかね。
「ファミー」はROMソフトをディスクにコピーできるツールだったようですが、
その後出現したメガロムやSRAM搭載ソフトにはどう対応したんだろうと
疑問に思ってちょっと調べてみたところ、やっぱりそこまで対応しきれなかったようで、
結局ディスクシステムの没落とともに衰退していった模様です。
これとは別に「子育てゴッコ」というディスク用コピーツールもあったようですが、
荒井が確認した限りの号では、大きな広告は載っていませんでした。
さすがにモノがヤバいと判断したんでしょうかね。


アイ・ツーのツール類が解析や改造目的で作られたものだったとしても、
当時は他にも「ファミリーエース」等、明らかにROMの複製を目的としたツールもあったので、
マジコンがアマチュア開発の必要性から生まれてきたと考えるのは、
おおざっぱな言説であるように思われます。
これらツールを使ってゲームが作れる腕前があるのなら、
ファミリーベーシックでも相当な水準のゲームが作れると思うのですが...


中高生相手に左甚五郎と言っても判るのか荒井でした*1

*1:この際だから書いとくが、「スタークルーザー」のマイスト・ヒダリも元ネタは左甚五郎なんでしょうな。