何とか庵日誌

本名荒井が毒にも薬にもならないことを書きつづるところ

学問の目的

イタリア物理学会のリッチ会長は「信じがたいスキャンダルだ。カビボ氏が理論の基本的部分の発見に貢献した。今回の決定は理解できない」と話した。ただし今回の件について、カビボ氏自身は何のコメントもしていないという。

学問の目的とは真理の追究であって、個人的な名誉や実績ではないわけです。
逆に名誉が目的になって、捏造や盗用のような不祥事をやらかしてしまった例は、
日本でもこれまで何度か見てきているはずです。
受賞者の誰だかが言っていた「受賞よりも『あの理論は本当だった』と評価された時の方がうれしい。」
という言葉は、学究の徒として、はなはだ正しいことだと思います。