何とか庵日誌

本名荒井が毒にも薬にもならないことを書きつづるところ

発祥と継承

中国ゴルフ協会と故宮博物院などの研究チームは26日、12世紀の北宋時代に中国でゴルフの原型に当たる球技「捶丸」が始まっていたと発表、文献などに基づいて復元した木製クラブやボールを公開した。 捶丸は中国語で球を打つという意味。ゴルフの原型は14−15世紀にスコットランドで行われていた球技とされるが、異説もある。研究チームは元代の文献に、12世紀前半の北宋時代に捶丸が既に流行していたとの記述があり「捶丸がゴルフの元祖といえる」と主張している。 元代には貴族の遊びとしてルールもほぼ確定。故宮博物院所蔵の明代の絵画にも皇帝や女性が捶丸を楽しんでいる場面が描かれているが、清朝が国民の体育活動を規制してから衰退したという。

玉を棒ではじくという行為自体は非常に簡素なものですので、おそらくこういう競技というか遊びは、どこそこと限定するでもなく、
全世界的に、どこでも細々とやっていたんでないかと思います。
ただし、いくら早くからやっていたとしても、現在国際的に広く行き渡っている競技の源流が
そこに見いだせない分、それを発祥と言うのはどうかと思います。
発祥を名乗る資格があるのは、それが発展・継承を繰り返し、現存のものとつながりがある場合のみです。