「ザナドゥネクスト」が発売された模様ですが、目下購入予定が全くないのでさておき*1。その元となった作品「ザナドゥ」には「カルマ」という変わった属性値がありました。
「カルマ」とは、プレイヤーキャラの「罪」を示すパラメータでして、自ら攻撃してこないキャラクター*2を攻撃すると増えます。これが増えるとレベルアップできないだの、最後の敵キングドラゴンを倒せないだのと困ったことになるので、プレイヤーはカルマが貯まらないように気をつけつつゲームを進めなければなりません。
その影響か一時期、「ハイドライド2」のFORTHだの、「破邪の封印」の知名度だの、CRPGでカルマを実装するのがはやったことがありました*3。その一つに、マイクロキャビンの「XakII」があるのですが、こちらのカルマはさらに厄介で、どの敵を倒しても増える上、増えすぎると敵を倒しても経験値が得られなくなるばかりか、下げるためには街まで戻らなければならず*4、カルマが貯まるごとに迷宮と街の長い道のりの往復を強いる代物でした。
荒井が「XakII」を早々に投げ出したのは、このカルマの存在に嫌気が差したからに他なりませんでした。
「ザナドゥ」のカルマには漫然とプレイすることに対する罠としての意味がありましたが、「XakII」のは、ゲームをつまらなくするものでしかありません。
どんな変わった属性値を盛り込んでも、それがゲームを面白くするためのものでなければ、意味はないのです。
カルマでも豪パパは好きな荒井でした。