何とか庵日誌

本名荒井が毒にも薬にもならないことを書きつづるところ

凶悪な名前とムチムチ大冒険

最近、人名漢字にいろんな字が加わって侃々諤々されてるらしいですがそれはおいといて。


日本におけるRPGの悪役とかボスの名前は、やたら濁点が多くて強そうな名前だったり、
見るからに画数の多い漢字を使ってたりする奴が多いのですが、
それはそういう字がいかにも強くて悪そうに見えるからに他なりません。
例えば「狩魔豪」(かるまごう)さんが「軽間郷」さんだったら悪の検事にはなれません。
ハーゴン」や「ゾーマ」も、濁点を抜くだけで経験値稼ぎ用の雑魚キャラに格下げされそうです。
逆にマリオシリーズの敵役「クッパ」はこういう名前だからこそ愛嬌があるわけです。


ところがアメリカ語の場合、これが当てはまらないみたいです。
フラッシュゴードンに出てくる悪の皇帝は「ミン」(Ming)と、情けない名前ですし、
ガントレットレジェンドのラスボスに至っては「スコーン」(Scorn)と旨そうな名前です。
この流儀で行くとクッパも相当凶悪な名前に見えるに違いありません。
(そういや映画版スーパーマリオのクッパはゲームの面影もない、見るからにまがまがしい奴でしたっけ)


おそらくどの国のどの言葉であれ、見慣れない言葉とか、
普段あまり使わないような言葉に感じる違和感が凶悪な語感のゆえんと思われますが、
それはさておき、今度の漢字には「冥」も含まれてますので
娘ができたら検事にしたいと思ってらっしゃる全国の狩魔さんは要注目です。