何とか庵日誌

本名荒井が毒にも薬にもならないことを書きつづるところ

十部一峠で芋煮会に飛び入りした




先週より紅葉も深まっただろうと、また国道458号線十部一峠に行ってきたのですが、
そこでたまたま、永松出身者の方々による芋煮会に混ぜてもらう幸運に恵まれました。
お話によれば、永松鉱山閉山50周年を記念したビデオが先日完成し、
その完成記念ということで、関係者が永松を見おろす一角で芋煮会を開いたとのこと。
荒井は赤の他人だったのですが、「いかがですか?」という
皆さんのご厚意で混ぜてもらうことができまして、芋煮にありついたばかりか
永松鉱山についてあれこれ知らなかったお話など伺うことができました。


芋が煮えるまでの間、あそこに学校があった、坑道があった、
秋にはよくキノコ狩りをしたものだ...などなど、
赤く染まった永松の谷を見ながら
古老の方々が、思い出を語り合っています。
閉山後無住の地となった永松ですが、50年経っても衰えない、
故郷を思う気持ちの深さに胸を打たれます。
そして自分の世代には、こうした地元の歴史を語り継いでいく責任があると、
つくづく思うのでありました。


ビデオは近々、地元でお披露目がありまして、いかがですかと誘われたのですが、
家に帰ってその日の予定を調べたところ、きっちり仕事が入ってました(号泣)
最後になってしまいましたが、突然お邪魔した荒井を快く歓迎してくださった
西藤さんおよび永松北の会の皆さんに、この場を借りてお礼申しあげます。
おいしい芋煮汁とすばらしい時間と出会いを、どうもありがとうございました。