何とか庵日誌

本名荒井が毒にも薬にもならないことを書きつづるところ

Xboxコントローラーあたりにしよう

 というわけで先日入力が終わったMファン89年11月号掲載プログラム。本日は3本立て。「荒野のガンマン」「うひょ」「Decoぴぃーん」のご紹介です。

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「荒野のガンマン」

 1本目「荒野のガンマン」は対戦早撃ちゲームです。ゲームを始めると、出し抜けに画面に悪者が現れます。現れたらトリガーボタンを押して発砲しましょう。より早く押した方のプレイヤーが勝ち。勝つと悪者に応じたポイントが獲得できます。お手つきは相手のポイントです。かくして10回対戦したところで、得点の高い方が優勝。撃ち合いゲームなのに撃つのが相手ではなく、同じ標的というのが変わってますな。
 さておき、本質は早押しゲームです。これ以上ないほどシンプルな内容ながら、それゆえに熱く盛り上がれそうなものがあります。こんなにシンプルな素材でも、れっきとした遊べるゲームに仕立てられることが目から鱗です。

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「うひょ」

 2本目「うひょ」は対戦押し合いゲーム。画面の真ん中に表示されているのが自機です。そのはす向かいに四角い箱が表示されてあります。自機と箱の位置関係は固定されています。自機を動かしてこの四角をフィールド外に押し出すなり、フィールド内に散らばるブロックに乗り上げさせれば勝ちです。画面の隣にはもう一つ、同じような画面が表示されています。こちらは2プレイヤー側が操作することができます。
 これだけなら簡単すぎてゲームになりませんが、心配ご無用。実は件の「四角」は、自機から見た相手プレイヤーの位置を示しています。相手の操作に伴い、自分も同じように押されてしまうのです。
 つまりプレイヤーは互いに組み合った状態で相手を押し合うような恰好になっています。巧く押したり引いたりいなしたりしなければ勝てません。編集部がこれを「本質的に相撲のシミュレーション」と評したのは言い得て妙です。

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「Decoぴぃーん」

 3本目「Decoぴぃーん」はジャンケン対決ゲームです。特設リングの上でジャンケンをして、勝つと相手にデコピンできます。デコピンされた方はよろけてリングの端へと吹っ飛ばされます。かくしてデコピンをかましあい、相手をリングアウトさせた方が優勝です。デコピンはゴルフゲームばりのパワーゲージ式で、その強さに応じて吹っ飛ぶ距離が変わります。単色ながらユーモラスなキャラクターが秀逸です。


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 この手のジャンケンで勝ったら相手を攻撃できるタイプのゲームとして「あっち向いてホイ」があります。実際あっち向いてホイゲームは数ありましたが、その多くはそれほど面白くなかったようにおもいます。なぜなら「あっち向いて」は基本運任せだから。それに比してこちらのデコピンは非常に明快な上、自ら強力な攻撃を決められる爽快感も味わえる点が優れています。


 さて、今回紹介した3本はいずれも二人で対戦するゲームです。対戦ゲームの動作確認にはWin10上で走るゲームパッドが必要なんですが、現在手持ちのパッドがないため、動作確認が厄介でした*1。やっぱり近々パッド買おう(おい)。

*1:兄からパッドを借りて動作確認しました。