何とか庵日誌

本名荒井が毒にも薬にもならないことを書きつづるところ

蔵王に登ってきた

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お釜はあんまりよく見えなかった

GR IIIで撮影。Photoshop Elementsで縮小


 ふもとが暑いもんだから、ちょっと高めの山に登ってこようと蔵王に行ってきました。今回の主な目的は地蔵山に登ってくることと、あわよくば熊野岳まで行ってくること。地蔵山にはロープウェイが通じているので、これを使うのが手っ取り早いんですが、片貝沼のあたりから登山道で登ることもできるというので、今回はこちらを使いました。パラダイスゲレンデのところからザンゲ坂を登り、地蔵山経由で熊野岳に至るというルートです。


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 さすがは山形屈指の観光名所にして百名山蔵王はどこにいても誰かしら人の気配があります。地蔵山にはこれまで2回ほど来たことがあるはずですが、どちらも真冬の樹氷シーズンでした。そのときは雪に埋まって首しか見えなかった蔵王地蔵尊像も、夏の今はすっかりその姿を拝めます。

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ワサ小屋跡から地蔵山方面を見たところ。地面が赤いぜ。

 地蔵山から熊野岳に至る登山道には、背の高い樹木もなく、火山らしい赤黒い岩と砂が目立ちます。登山道こそ整備されているものの、人気の山ゆえコースの分岐が多いのと、砂利で滑りやすいので、油断は禁物です。1700メートルを超える山の上はさすがに涼しく、風が吹くとTシャツ一枚では寒さを覚えるほどでした。


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 山の方にはずいぶん雲がかかっていたので眺めは期待しなかったのですが、それでもときどきガスが切れると、ふもとの村山地方の町並みや田園が見えました。空は真っ青で、気温は暑くもなく少々寒いくらい。天気にはそこそこ恵まれたようです。

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地蔵山の枯れトドマツ。百聞は一見にしかず

 冬には樹氷原となっているあたりを見渡すと、枯木が目立ちます。樹氷の骨格となっているアオモリトドマツの立ち枯れ問題が、近年深刻化していることは聞き及んでいます。雪がない時期だからその様子は一目瞭然でした。現在進めている定植活動がうまくいくことを期待せずにはいられません。


いちおうコースタイムは以下のとおりです。今回は休憩多めだw


10:12/片貝沼入り口-10:31/大黒様-10:48/ザンゲ坂-11:09/地蔵山頂駅・休憩-11:18/地蔵山頂駅出発-11:24/地蔵山山頂・休憩-11:42/地蔵山出発-11:52/ワサ小屋跡-12:10/熊野岳避難小屋-12:20/熊野岳山頂・休憩-12:48:熊野岳山頂出発-12:58/お釜・休憩-13:11/お釜出発-13:15/熊野岳避難小屋-13:32/ワサ小屋跡-13:45/地蔵山山頂-13:52/地蔵山頂駅・昼食-14:20/地蔵山頂駅出発-14:37/ザイラーコース入り口-14:50/大黒様-14:58/片貝沼入り口

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山頂駅併設のレストランでナポリタンを食う。身体が炭水化物を欲するんだぜ。