糠塚山に登ってきた

名前があるってことさえ知らなかっただよ

　天童のホーマックにはちょくちょく行くのですが、そのたび駐車場東側にある小さな丘が気になってました。そこだけ周りからちょっと高くなっているばかりか、お社みたいな建物まで建っています。あれはいったいなんなんだ。そうおもいつつ確かめることもないまま幾年月。それで今日も用事で寄った折、おもいきって登ってみることにしました。







　丘へは天童警察署の裏路地から登っていきます。入り口に「加茂神社」の標柱があるので一目でそれと判りました。そんな高くない丘なのでてっぺんまではあっという間。件の建物はやはり神社です。稲荷神社と加茂神社の二社。低いにもかかわらず周囲には石碑が多数建ち、古くから地域の暮らしに密接に関わってきた、由緒ある場所であることがうかがえました。いくつか設置されてある看板によれば、この丘の名は糠塚山。ここも山だったのか！

中腹の十二神像塔。この解説看板でこの丘の名がわかった。

　低くとも頂上からは周囲が見渡せます。雨呼山に舞鶴山。足元にはホーマックの駐車場。いつもそこから見上げていた駐車場を逆に上から眺めると新鮮な気持ちがします。どんなに低くとも山は山。おもいがけず未知のものに出会えるのはうれしいもんです。