何とか庵日誌

本名荒井が毒にも薬にもならないことを書きつづるところ

盛況で終わそう程度の意味だろう

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これじゃ成功の基準がわからない
 先日宅急便のトラックに「今年のオリンピックをみんなで成功させよう」みたいなスローガンが貼られてるのを見て、揚げ足をとってみたくなったのでありました。


 この手の「みんなで成功させよう」というスローガンを掲げる催しはよくあります。しかし考えてもみましょう。いったい何をもって成功とするのでしょうか? 目標があまりに漠然としていて、みんなで何をすればいいのかわからないので、もしこれを具体的に提示したらどんなふうになるかちょっとかんがえてみました。
 「チケット完売」「収入10%UP」「支出3%削減」「テレビ視聴率30%」「あぶないウイルス罹患者0」等々...とまぁ、とたんに胃が痛くなりそうな気配が(おい)。さらに「混雑とテロ対策のため会期中の会場周辺への貨物発送は控えましょう。」「観戦のためテレビを買い換えよう」「予算確保のため協賛企業の商品を買おう」とか言われた日には誰がやってやるものかと。


 この手のスローガンでは具体目標を示すことがありません。こういうものは具体的なノルマとして提示されると、かえってやる気をそがれたり反感を買ってしまうものです。ですので「みんなでがんばろう」といったかんじのスローガンはきわめて無難かつ、何も言ってないのに何かいいこと言ってるぞという雰囲気を出すイメージ戦略としては正解なんでしょうが、荒井にとってオリンピックとはコナミの連打ゲームがすべてですので(おい)。


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「オリンピック」が「スポーツ」になった恨み忘れまじ(おい)