何とか庵日誌

本名荒井が毒にも薬にもならないことを書きつづるところ

真冬のジェラート

f:id:fukenko:20200210233715j:plain
真冬でもアイス。望むところだ!(おい)
 冬季臨時営業中のコザブジェラートさんに行ってきました。コザブさんの説明は(おい)。ちょくちょく食べに行くほどお気に入りであることは、当ブログでたびたびネタにしているとおりです。通常、営業しているのは春から年末まで。冬場は休業しています。
 今回の臨時営業は、大沼のバレンタインデー企画を受けてのものでした。本来は2月上旬に大沼本店で開かれるバレンタインデーイベントに出展予定だったところ、先日の経営破綻によって企画自体がお流れになってしまったため、期間限定で特別に冬季休業中の店を開け、大沼にて販売する予定だったアイテムを提供することになったのでした。
 目玉は山形の人気喫茶店Tsuki Coffeeさんとのコラボメニュー。臨時営業期間のTsuki Coffeeさん出張営業日にさいわい時間がとれたので、この機会逃すまじと荒井が山寺に向かったことは言うまでもありません。


f:id:fukenko:20200210234103j:plain
f:id:fukenko:20200210234256j:plain
コラボのアフォガートとコーヒー。
コーヒーの苦みと酸味がちょうどよくてうまいよ*1


 店に入るなりあいさつがわりにイベント限定Tsuki Coffeeさんコラボのアフォガートを注文。続けてコーヒーとバレンタイン限定フレーバー*2でおかわり。どれも大変おいしくいただいた後で、ジェラテリエの石田さんが、元大沼の担当バイヤーさんがお店に来ているよと紹介してくださいました。
 突然の遭遇だったので、大変でしたねと声をかけるのがやっとでしたが、バイヤーさんがここにいることに、強く胸を打たれたのでありました。


f:id:fukenko:20200210235852j:plain


 催事がきっかけとはいえ、今回の臨時営業は、もはや潰れてしまった大沼との商業上の取引や関係はないでしょう。それにもかかわらず、ご自身が手がけた企画の成り行きを、きちんと見届けにいらしたその責任感の強さ。仕事への熱意。あぁ、こんな縁の下の力持ちが大沼を支えていたんだな、と。
 当事者ならではの思うところや去来するものは多々あることでしょう。彼は経営破綻と一連の騒動を申し訳なさそうに詫びていらっしゃいましたが、むしろ「買い支えられなくてこちらこそ申し訳ない!」と自分が謝りたい気持ちでした。この素敵なコラボを企画してくれたことに感謝こそすれ、決して責めることはできません。


 今や全国的に有名になった山形名物の数々には、大沼のバイヤーさんたちが各地の物産展に売り込んだことで知られるようになったものも多いと聞きます。大沼は、彼のような人材の方々によって支えられていたのでしょう。失われたものの大きさが推しはかられ、改めて喪失感がこみ上げてきたのでした。


f:id:fukenko:20200210235320j:plain
メニューに「大沼限定」の文字。心意気を見た。
 真冬の山寺にもかかわらず店内にはお客さんがひっきりなしに出入りして、特別営業はなかなか盛況なようです。幻になりかけた企画が形を変えながらも実現したことは、本当によかったとしか言いようがありません。企画に携わられたバイヤーさん・コザブさん・Tsuki Coffeeさん各位にねぎらいとありがとうの言葉を贈るとともに、大沼に勤めていた皆さんに明るい未来が待っていることを願わずにはいられません。


f:id:fukenko:20200210234544j:plain
バレンタイン限定ももちろんいただきました。
特別営業は2月11日まで

*1:アフォガートの画像ピンぼけですまん(泣)

*2:荒井の後ろでオランジェット食べてたお客さんの「オレンジピールはチョコレート一番の友達」の発言には全面的に同意せざるを得ない。