何とか庵日誌

本名荒井が毒にも薬にもならないことを書きつづるところ

今年初は3本立てだが

 小正月も過ぎましたが年明けから入力していたプログラムがようやく打ち終わりました。しかも3本。
 今回紹介するのは「PICK UP!!」「テクニカルクイズ」「はさみごっこ」。どれもMSX・FAN89年3月号掲載です。


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 「PICK UP!!」は言葉探しゲームです。画面内に散らばる文字の羅列の中から、指定の文字列を探しだし、拾っていきます。制限時間内によりたくさん拾うのが目的。文字列は遊ぶたびに任意のものに変えられます。内容こそシンプルながら、画面構成がなかなかカッコよくて、操作性も良好。作りがよいです。


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 「テクニカルクイズ」は文字当てクイズ。画面上にモザイク状に徐々に表示されていく文字がなにか当てるというものです。こちらも早く正解するほど高得点ですが、3回お手つきを繰り返すとペナルティとして解答権を失います。Mファン誌上では「TVクイズ番組でこんなのあったような」と紹介されてますが、たぶん「ヒントでピント」です(おい)。
 一見荒井の大好きな「テコズルパズル」に似てますが、問題が比較的かんたんなのと、「ヘンタイダナ?」とか罵倒してくれないぶんあっさりした印象です(おい)。20問に答えると結果発表となるのですが、あっさり風味ゆえ単調なきらいがあるので、もっと少なくてもよかったようにおもいます。


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 残る一本「はさみごっこ」はオーソドックスなはさみ将棋ゲーム。飛車方式で駒を動かして、敵の駒を挟んでいき、手詰まりにした方が勝ちというアレです。
 解説によれば、当初は自分と相手ではさみ方が違うという変則ルールを採っていたのですが、それではいっこうにゲームにならないため、けっきょくただのはさみ将棋になったとのこと。


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 全くはさみ将棋なのでルールには何も言うことはなく、操作も分かりやすくて良いのですが、リアルタイムPCG書き換えで背景に常時アニメ表示されるゴミのようなものとか、勝負が付いた時に画面上にウジャウジャと表示される結果メッセージは、気持ち悪くて見づらいだけ。ここは大きな減点要素です。すっきり表示されるよう改造してしまったほうが、遊びやすいかもしれません。


 ところでこれら3本は、どれも二人対戦プレイ専用です。やはり対戦ゲームは複数で遊ばないと、本当の良さがわからないものなのですが、さすが30年も前のゲームの動作確認に兄を巻き込むのもなんですし(おい)。