何とか庵日誌

本名荒井が毒にも薬にもならないことを書きつづるところ

とにかく速いマシン語ゲーム~その1

 しばらく前にアスキーMSX叢書「ポケットバンク」シリーズのマシン語ゲーム集掲載のリストを頂く機会に恵まれ、ここしばらくはそのリストを入力してました。というわけで今回はその中から2本のご紹介です。


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 1本目「ボンバー」は横シューです。爆撃機を操り、次々に迫り来る手裏剣みたいな敵キャラを爆弾で撃墜していきます。出てくる敵は1種類だけ*1、ステージというものはありません。残機がなくなるまでいくらスコアを稼げるか、という至ってシンプルな内容ながら、さすがそこはマシン語。各キャラクターは気持ちく動きますし、背景はなんとスクロールします。そのおかげで相当に感触がよくなっています。


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 もう一本「ウミンバ」は固定画面STG。照準を動かし、UFOを狙い撃ちます。これもそれだけのシンプルなSTGなんですが、3D風の演出が秀逸。敵UFOや水平線は画面奥から高速で迫ってくるため、割と見飽きません。
 撃墜するには標的の少し先を狙い撃つこと、いわゆる「狙い越し」が必要で、クレー射撃に似ているともいえます。変わっているのは連射の有無やゲームスピードを、ゲーム開始時に決められること。最高速にするとゲームになりませんが、マシン語ならではのスピード感が味わえます。 

*1:いちおう画面下を走るトラックも爆撃できます。