何とか庵日誌

本名荒井が毒にも薬にもならないことを書きつづるところ

杢蔵山に登ってきた八ヶ月ぶり

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 連日30度越えの暑い日が続きますが、こんなときは山で涼もうぜと新庄の杢蔵山に登ってきました。今の時期ならヤマルリトラノオも楽しめるだろうという魂胆です。天気は曇りがちながら、雨の予報はなし。天候がすぐれず登れなかった去年の7月からすれば、それなりに恵まれています。
 で、ここのところ三角山からお手軽に登ってばかりだったので、今回は久々に一の滝コースを選択。おもえば先月翁山に登って以来、高い山に登ってません。登りたい欲はたびたび満足させてやらなければなりません(おい)。


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 杢蔵山のヤマルリトラノオの見頃は、だいたい新庄祭の一月前。まさに今が季節で、花を見に来る登山客もいるだろうとおもいきや、登山口に停まっている車は荒井のパジェロミニ以外に一台もなし。行き帰りの道中でも誰と出会うこともなく、静かな山歩きとなりました。休憩に寄った杢蔵山荘の薪置き場でヘビを見たくらいなものか(おい)。杢蔵山はわりと人気の山なんですけど。


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 ヤマルリトラノオは主に山頂手前、風衝地に咲いてます。満開には今少し早いようでしたが*1、それでもけっこう咲いていて、去年できなかった念願を果たすことができました。おもえばはじめてこの山に登ったのも、こんな曇りの七月のことでした。


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 ふもとから見上げたときは山頂付近は雲の中で、これだったら花を見るだけで戻ってきてもよいかなとおもったんですが、山小屋まで着いてみると山頂がはっきり見えたので、せっかくだからと登頂してきます。天気がよければ月山や鳥海山朝日連峰なども見えるのですが、さすがにこの曇り空ではそこまで見渡すことはできません。一番近い八森山はそれなりに見えました。


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 帰りは不動明王碑のところから分岐して、久々に一の滝を見物していきます。新庄のまちなかから直線距離で10キロと離れていないのに、こんないかにも滝だ!という滝があることが、いまだに信じられません。
 その後登山口に戻るため、渓谷沿いの探勝道を通ったのですが、こちらはしばらく手入れされていないようで、藪ぼうぼうでわかりづらくなってました。ここで何度もすっころんだおかげで、持参したイタドリの杖が折れてダメになったよ!(泣)。

*1:調べたところ今年は開花が早かったようで終いに近かったようです。