何とか庵日誌

本名荒井が毒にも薬にもならないことを書きつづるところ

舞鶴山に登ってきた

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 三月になって天気も良くなって大分雪も溶けてきてたのでこうしちゃいられないぞと、山に登ってきました。今年の第一座目に選んだのは舞鶴山です。ここにしたのは昼食に寄った麺屋いばらきさんに近いから(おい)。
 舞鶴山は天童市の街中にある小山です。標高約242メートル。全山が公園になっていて、天童市民憩いの場としておなじみの存在です。荒井も近所はよく通りまして、さらに年に2~3度は昼寝に立ち寄るような場所なんですが、歩いて登れる道があると知ったのは去年のことでした(おい)。


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 今回は登ったのは愛宕池から山頂を目指すルートです。愛宕池は山麓にあるため池です。近年このあたりは親水公園として大きく手が入れられ、池を一周できる遊歩道なんかも整備されました。正面駐車場から見て池の対岸、佐藤千夜子顕彰碑の脇から中腹に向かう遊歩道に分岐します。天童温泉にも近いので、登山道は温泉と絡めたウォーキングコースとして近年売り出し中のようです。


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 谷筋を登りきりますと、「山頂」駐車場の近くに出ます。花見や人間将棋の会場になってるところですな。ここは何度も訪れているのですっかり見慣れた光景ですが、今回目指すのは未踏の山頂です。
 人間将棋盤の奥、展望台があるあたりが山頂だろうかとこれまで勝手に想像していましたが、実は違いました。山頂は駐車場の反対側、さらに南に登ったところ。こっちの方が高そうだと見当を付け、それらしい道を*1さらに登っていきます。


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 バーベキュー場*2の脇を抜けひと登りすると、道は急に登山道っぽくなります。駐車場からすぐ山頂かとおもいきや、なかなかてっぺんが見えてきません。さすがそこは街中にあっても山です。舞鶴山といったら車で登れるというイメージでしたが、俺の知ってる舞鶴山じゃない(おい)。山頂の三角点が見えてきたのは、山頂駐車場から二~三登りしたあたりでした。


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 実は三角点がある場所は、山頂ではありません。最高地点はそこの目と鼻の先、愛宕神社の本殿があるあたりです。おそらく月山と同様、山頂にすでに神社があったので、三角点が遠慮したのでしょう。


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 舞鶴山は市街地を見下ろす格好の場所にあります。そのため中世には城が築かれ、この地の中心となりました。至るところに残る曲輪や虎口の跡やこれら神社は、舞鶴山が城であったことの証です。足元に目をやれば山城には欠かせないシャガの葉っぱもちらほらと見つかります。
 愛宕池から山頂の愛宕神社まで歩いて約30分。高低差にして約140メートル。コンパクトな山ながら、改めて歩いてみれば見どころがたくさんで、なかなか楽しめる山でした。


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 駐車場まで下り、展望台まで足を伸ばすと、北に天童や東根の街並みが見渡せます。曇りであいにく月山は見えませんでしたが、葉山や甑岳、大森山に若木山、水晶山に黒伏山といった山々を見渡すことができました。これを皮切りに、今年もあれこれ山や峠に行ってみたいものです。

*1:地図持ってってないのかよ。

*2:けっこう人気があるようで、季節には予約で埋まることも多いようです。ちなみに火を使う場合は、天童市に事前の申請が必要です。