何とか庵日誌

本名荒井が毒にも薬にもならないことを書きつづるところ

「おせんたくパンプネコ」

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 例によってようやく動作確認が済んだので、先日入力したプログラムのご紹介です。本日はMファン89年2月号掲載のアクションゲーム「おせんたくパンプネコ」です。
 パンプネコは往年の徳間系パソコン雑誌の熱心な読者なら誰もが知っているキャラクターでした。烏龍茶好きのネコで、「テクノポリス」や「プログラムポシェット」のマスコット的存在です。ベーマガにおける影さん編さんみたいなもので、当然これを主役にしたオリジナルゲームもいくつか投稿されてました。


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 本作はそんなゲームのひとつです。パンプネコを操り、画面内に散らばる汚れた洗濯物を洗い、画面上の物干し竿に干していきます。洗濯物を洗濯機に押しつけると洗ったことになり、洗ったのを同じく物干し竿に押しつけると干したことになります。物干し竿がいっぱいになればラウンドクリア。例によってお邪魔キャラとしてドクロが出現するので、かわすなりオブジェクトで道を塞ぐなりして対処しなければなりません。敵にぶつかると烏龍茶が減り、全てなくなるとゲームオーバーです。烏龍茶は任意の場所に設置して、障害物として敵の足止めに使うこともできます。


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 ゲーム自体は「プチプチ」こと梱包材のエアキャップ潰しにも似て、それなりに没頭して遊べる内容です。ただし、弄ってみての印象は「古い」というものでした。
 8x8ドットのキャラによる固定画面ドットイート、または倉庫番風ゲームというのは、ファンダム*1よりもむしろその前身であるプロポシェでよく見かけたものでありました*2。85~6年のプロポシェ時代ならまだしも、89年のファンダム作品としてはありきたりすぎて、やはり古さが否めません。89年の作品なら、それなりに進歩した要素がどこかに欲しかったです。
 それともうちょっと厳しいことをいうと、やはり操作性。ボタンをちょんと押して一歩だけ動きたい局面がけっこうあるのですが、ボタンを押してもすぐ反応しないので、操作していてもどかしさが募ります。ここを改善するだけでもかなりよくなるとおもうんだけどなぁ。

*1:Mファンのプログラムコーナーの名称です

*2:TEIJIROさんがこんなゲームよく発表してました。