何とか庵日誌

本名荒井が毒にも薬にもならないことを書きつづるところ

「ハイドライド3」記事仮公開しました

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不思議が当然フェアリーランド〜「ハイドライド3」for MSXシリーズ攻略情報・もくじ1


 本日2017年11月21日は、T&Eソフトの名作「ハイドライド3」が世に出て30周年の記念日です。内藤さんをはじめとする旧T&Eスタッフのみなさん、おめでとうございます&名作を生み出してくださりありがとうございます。
 というわけで以前から仕込んでいた「ハイドライド3」攻略記事の一部仮公開に踏み切りました。今回はゲームシステムの解説と、前半部分の攻略です。ハイドライドのIとIIは以前記事にしまして、3もいつかはとおもっていたのですが、30周年ということでようやく手を付けることができました。
 本当は荒井が最も思い入れの深いMSX2版の発売30周年に合わせてすっかり記事を完成させてから公開するつもりだったんですが、肝心のMSX2版の具体的な発売日が不明だったゆえ、判明している88版の発売日に合わせて何かしようということで締め切りが短くなったため、前後編の2回に分けてアップすることにしたのでありました。残りは来月追加の予定です(俺、大丈夫だよな?)。


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 さておき、前後編に分けたのは、それ以外にもおもうところがあってのことでした。
 30年前、荒井少年は自力で先が見たいとおもいながらプレイしていたのですが、そんなときたまたま友人が持ってきたパソコンゲーム雑誌に後半のネタバレ記事が載ってるのを運悪く目にしてしまいまして、「自分で見つけだがったなさ!」とおおいに悔しがったことがありました。
 いきなり全てを載せてしまうと、自分で見つける喜びや楽しみが台無しになってしまいます。荒井のような悔しい思いをさせたくないと、後半のネタバレをどうにかしたいとは常々考えていたことで、だったら見たくない人には見えないようにしようと、こんな体裁にしたのでありました。「MSX応援団」がネタばらしをしやがった恨み、いまだ忘れてませんぞ(おい)。


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 そしてなにより、当時のワクワク感を少しでも伝えたい、というのがあります。発売が告知されるや、「新しいハイドライドは面白そうだ! いや、きっと面白いに決まってる!」と、ポプコムに掲載される事前情報やスクリーンショットを穴が空くほど繰り返し繰り返し眺め、一言も聞き漏らすまいとT&Eソフトのテレフォン情報サービスに耳を傾け、電巧堂の店頭で流される88版のデモに見入っては、「MSX2版はどうなるんだろう? グラフィックは? いつ出るんだ?」と、公開される情報に一喜一憂し、期待に胸膨らませ発売日を指折り数えて待っていたあの感覚。事前に見たMSX版に一抹の不安を覚えつつ*1、とうとう手にしたMSX2版ROMカートリッジを起動して、カッコイイタイトルロゴとオープニングを我が家で見た興奮! 憧れたフェアリーランドを実際に歩き回れる喜び!...とまぁ、小出しにされる続報をあれほどドキドキワクワクしながら読みふけり、首を長くして発売を待ったのは、「ハイドライド3」か「イースII」が最後でありました。
 そんな「熱さ」を伝えないことには、当時のゲームを紹介したことにはならないのかもな、とは頭の片隅に置いていることではあります。


 ともあれ荒井の記事がその熱量をどれほど伝えられているかは読んでいただいた皆さんの判断に委ねるところですが、荒井が書く以上は最高の「ハイドライド3」記事にしたいとおもう所存であります。

*1:MSXなりに頑張っているということは百も承知ですが、やはりMSX2だったら見た目に88版に遜色ないものを期待したのです。