何とか庵日誌

本名荒井が毒にも薬にもならないことを書きつづるところ

杢蔵山に登ってきた2年ぶり

f:id:fukenko:20171107101512j:plain


 今日も天気がいいというので晩秋の好天逃すまじと、杢蔵山に登ってきました。去年登らなかった分、今年はヤマルリトラノオの時期に登ろうと狙っていたのですが、夏場の天気が優れなかったもんで延び延びになり、結局冬になる直前の今の時期の山登りとなってしまったのでありました。
 今回はお手軽に三角山からのルートを選択。天気がいいのでついでに単車の遠乗りも兼ねようという魂胆です。途中、銀杢命水直後のコーナーで立ちゴケしてしまったぜ(泣)*1


f:id:fukenko:20171107103812j:plain


 さておき、アンテナ塔が立ち並ぶ三角山から山頂までは約40分の距離。この時期、ずいぶん昔に三角山まで車で来たことはありましたが、山頂を踏むのは初めてです。山小屋を出て金杢命水あたりのブナ林はすっかり葉を落として見通しもよく、夏場とはずいぶん趣を変えていました。今の時期なので暑さや虫とは無縁の快適な山登りです。


f:id:fukenko:20171107102907j:plain


 鳥海山こそ雲の中でしたが、上の方からは葉山とすっかり白くなった月山がくっきり見えます。さらにその間には、朝日連峰さえ遠望できました。ふもとにいる限り、新庄からはるか西村山の西の果ての朝日連峰を見渡すことはできません。それが杢蔵山に登れば見えるのか、と新しい発見をした思いでした。


 新庄では杢蔵山に三回雪が降ると里に雪が降る、と言われています。その直前の時期の杢蔵山は、春や夏とはまた違ったよさがありました。雪が降りだす11月末に、杢蔵山は山じまいを迎えます。

*1:山屋キャンプ場から三角山に至る林道は、急な上けっこうガレてるので油断ができません。先日は死亡事故もありました。