何とか庵日誌

本名荒井が毒にも薬にもならないことを書きつづるところ

「地中海」

f:id:fukenko:20170724002849p:plain


 というわけで先日打ち終えたプログラムネタ。Mファン89年1月号から「地中海」です。作者はかのTEIJIROさん。TEIJIRO作品は数年前にすっかり打ち終えたつもりでいたのですが、これだけ見逃してました(おい)。


f:id:fukenko:20170724002903p:plain
f:id:fukenko:20170724002945p:plain


 本作は昔よくあった潜水ゲームとでもいうべきか。海の底に潜って宝を回収するゲームです。潜水時は酸素を消費します。水上に出れば酸素はフル回復しますが、水中で酸素切れになれば窒息死してゲームオーバーです。潜水以外にも、お邪魔キャラに衝突しても酸素が減ります。プレイヤーは酸素残量に気をつけ、海底と海上を往復しつつ、宝物を集めていくわけです。
 これだけなら本当によくあった潜水ゲームで目新しさはありませんが、本作はプレイヤーの移動に従い、マップが上下左右にスクロールしながら表示されるのが大きな特徴。フィールドの広さや探索している感じがよくでています。







 グラフィックや雰囲気は確かにTEIJIRO。なかなか遊べるゲームではあるのですが、一時期のTEIJIRO作品に比べると斬新さには欠けます。同氏が以前作った潜水ゲーム「DIVER」と、スクロールアクション「えぎぃ」を掛け合わせたような内容で、「PON PON」をピープホール化したゲーム「ぽわーん」に通じる手法で作られているのが、その理由でしょうか。