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何とか庵日誌

本名荒井が毒にも薬にもならないことを書きつづるところ

「Obstacle Race」

MSX話 打ち込み系

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 追い込みになるとやたらペースが上がるというか、入力する数が増えてしまうのはなんなんでしょう。いつもからこのペースで入力すればけっこうな数のリストが入力できてしまうのにというわけでまた打ち終わったプログラムのご紹介です。
 今回ご紹介するのはやはりMファン掲載の「Obstacle Race」(88年10月号)です。


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 「レース」と題していますが、順位やラップタイム等の概念はなし。中身は競争ではなく、3Dレースゲーム風のアクションゲームです。内容はいたってシンプル。エア・カーを操縦して制限時間を走り抜き、高得点を目指すこと。ジャンプしてライバルを「またぐ」と得点です*1。避けたり追い越したりしても得点にはなりません。ライバル車にぶつかってもゲームオーバーにはなりませんが、クラッシュ中は操作できなくなり、そのぶんタイムロス=得点機会のロスとなります。


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 このゲームがアツいのは「ライバルをギリギリの高さでまたぐほど高得点」というフィーチャー。スレスレを狙うほど高得点が狙える一方、もちろん衝突のリスクも上がります。好成績を目指すほどクラッシュしやすくなるけれど、クラッシュを恐れて安全策を採れば成績も落ちるというこのジレンマ! うまくギリギリで跳び越えて、見事高得点をゲットする快感! ハイリスク・ハイリターンの得点方式が巧みです。
 さらに奥から高速に迫ってくるカベのおかげで、疾走感が味わえるのもいいところ。またいで高得点というルールだけだったら、固定画面で十分な内容なんですが、「レース」風に仕立てることで、楽しさや爽快感が格段に上がっています。


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 操作性も良好。単純明快かつアツくなれる佳作ですが、玉にキズなのはたまに画面表示が乱れること。タイムのカウントダウン処理にBASICの割り込みGOSUB命令を使っているためか、コースの下部が描画されないままゲームが始まることがあります。
 おそらく、画面初期化直前に割り込みを許可しているのが原因で、なんらかの理由で割り込みタイミングがずれ、初期化がへんなところで中断されてしまうという症状かと思われます。180行のINTERVAL ON命令を、200行とか210行あたりに移せば改善できるはずですが、ともあれ開始時にキーを押すといった操作は控えた方が良さそうです。


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 同じ号にMファン史上屈指の名作「たこの海岸物語PART3」が掲載されているおかげで気にも留めてませんでしたが、この作品もなかなかの銘品。もっと早く入力しとくべきだった!(笑)

*1:厳密には自車の影にライバルを捉えると得点