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何とか庵日誌

本名荒井が毒にも薬にもならないことを書きつづるところ

続UI

へりくつ

 以前、自分の父親以上の年齢の方々とカラオケに行った話をしましたが、先日若手農家さんと話をしたときも、こんな話を聞きました。「最近の農機にはボタン操作ひとつで複雑な作業ができるものもあるのだが、自分の親は操作が難しすぎるというので、もっぱら自分が使うことになった。」
 難しい操作を誰でもかんたんにできるようにという配慮で作られたはずのものなのにそれが活用されてないという逆説は、何かと考えさせるものがあります。「簡単操作」でさえ難しくて使う側が覚える気がないということなのか、それとも「簡単操作」を謳うだけで実はそれほど簡単でもないのか。おそらくその両方なんでしょうが、設計する側の想定する「使いやすさ」と、使う側の「使いやすさ」には、かなり差があるのでしょう。切れ味がよくて取り回しの良い包丁が欲しかったのに、高性能なフードプロセッサーやレザーマンのマルチツールを与えてしまう。そういう齟齬があるのかもしれません。