何とか庵日誌

本名荒井が毒にも薬にもならないことを書きつづるところ

「ダスト・クラッシャー」

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 今年初のプログラムを打ち終わったので例によってご紹介。今回はベーマガ掲載の「ダスト・クラッシャー」です。本作もKimcoさんのプログラミング講座のサンプルゲームです。掲載号は1985年頃と思われますが、手元にあるのは「プログラム大全集」収録のものなので、詳しい号は分かりません。
 本作は固定画面アクションゲームです。自機を操り飛来するゴミを処理するのがプレイヤーの仕事です。自機を動かすとオプションのごとくボールが追従します。このボールをうまく誘導してゴミにぶつければ得点です。しかし本体にゴミがぶつかるとゲームオーバーになってしまいます。
 サンプルなのでゲームは至ってシンプル、難易度も低めでやりこめる奥深さはありませんが、攻撃できるのが自機ではなくオプションというアイディアがうまく名手Kimcoさんらしい面白さがしっかり味わえます。


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 さて、本作はプログラミング講座のサンプルだったわけですが、テーマは「弾を自機に向けて一定速度で動かす方法」でした。このプログラムでは自機とゴミの座標を比較して、ゴミの座標に両者の距離に相当する増分を加減して距離を詰めるという方法を採ってますが、一定速度で動かすため、自機とゴミのX座標/Y座標距離を比較して、遠い方で増分を割るというテクニックを紹介しています。