何とか庵日誌

本名荒井が毒にも薬にもならないことを書きつづるところ

住むなら都

県は、人口減少の割合が高い庄内地域の市と町とともに若者の流出を防ぐための対策を検討するプロジェクトチームを発足させました。
プロジェクトチームは、県と庄内地域の5つの市と町が発足させたもので、三川町の県庄内総合支庁で開かれた初会合には県や鶴岡市酒田市から9人の担当者が出席しました。
若者流出対策の検討チーム発足 - NHK山形県のニュース

インターネットや物流網が発達して様々な文物が居ながらにして手に入るようになったとはいうものの、なんだかんだいったって、人やモノの蓄積があるところの方が、遙かに文化は栄えやすいです。都会とは単に人が集まるだけの場所ではありません。文化が集まる場所です。

都会を目指す人には多かれ少なかれ、そうしたものごとへの渇望があるように思います。田舎の方が物価が安いとか暮らしやすいとはいうものの、人はそれだけで生きるのではありません。
少なくとも働く場所と遊ぶ場所と寝る場所、それに加えて心底おもしろいと思えることがなければ、若い人は田舎に居着いてくれないんでないかという気はします。

心底おもしろいと思えること。そういう重要なことは、口先で教えたり目先の対策を講じるくらいではとても伝わることではありません。そこに住む大人が常日頃から、その土地で心底おもしろがっている姿を見せることが一番手っ取り早いんでないかと荒井は思います。