何とか庵日誌

本名荒井が毒にも薬にもならないことを書きつづるところ

「ジキル博士」




またプログラムを打ち終わったのでご紹介。
今回も月刊マイコンプログラム、88年5月号掲載「ジキル博士」です。
世界征服を企むジキル博士の野望をくじくべく、
ロボット「トムスケア」で戦いを挑むというRPG
博士によって生み出されたロボットや危険生物を倒しながらレベルを上げ、
研究所のどこかに潜んでいるジキル博士を探しだし、倒すことが目的です。





このゲーム、内容は至ってオーソドックスなRPGです。
研究所内にはいくつものドアやコンピューターが配置され、
これを開けたり利用するためには、あちこちに隠された鍵やカードを集める必要があります。





ポケットバンクアドベンチャーゲームブック」に掲載されたAVG
「メディアコントロール」とよく似てますが、こちらは飽くまでRPG
謎解きよりも戦闘がメインの作りです。
敵のグラフィックは相当に凝っており、これが一番の見所でしょう。
この手のゲームならではのマップ内を探し回る楽しさもあれば、
強くなって敵をやっつけるカタルシスもまずまず。
なかなか遊べる作品ですが、残念なのはセーブ機能がないこと。
経験値稼ぎが必要であるにもかかわらず、一度でもやられたら最初からやり直しです。
クリアにはそれなりに時間がかかるため、
セーブ機能はぜひつけて欲しかったところです。





この作品、実は以前紹介したパズルゲーム「ハイド」と同じ作者さんが作ってます。
やっぱり「ジキルとハイド」に着想を得たんですかね。