何とか庵日誌

本名荒井が毒にも薬にもならないことを書きつづるところ

外で米を炊くコツ




ここのところしばらく、外で米を炊いて喰うなんてことを繰り返したおかげか、
外で米を炊くコツみたいなものがなんとなく掴めてきました*1
まだ納得のいく腕前ではありませんが、わかったことをメモがわりにいろいろと。
道具はボトル分離型のガソリンストーブと容量1Lのチタンクッカー。
間にユニフレームのバーナーパッドMを敷いてます。


・水の量は米の体積の1.3倍程度。
 わりと大雑把でも大丈夫だが、一応カップで計量している。
 計量すれば、少なくとも失敗の要因は減らせる。
・20分以上吸水させる。かなり重要。
・最初から強火で炊く。火力は沸騰する程度で構わない。最強だとすぐ焦げる。
・焦げが心配だったら途中で底からかき混ぜる。
 沸騰して吹きこぼれるまでは、フタを開けても特に影響はない。
・チタンクッカーはそれでも焦げやすいので、下に金網や金属板を敷くなどの対策を取る。 
・沸騰したら沸騰状態が続く程度に火を弱める。ポコポコと泡が立つ程度。
・そのまま5分間待つ。できればフタに重石を載せておく。この段階での湯気は白色。
 蒸気でフタがカタカタいって、少し吹きこぼれるぐらいでちょうどよい。
 ここで5分間しっかり火を通さないと、かなり芯が残る。
・5分経ったらとろ火に落として水気を飛ばす。
 この頃には湯気も少なくなってフタの動きは収まる。
 灰色の煙とともに焦げくさい匂いがしたら、すでに底が焦げている。
 こうなったら途中でもさっさと火から下ろす。
・香ばしい匂いがしてきたら火から下ろす。
 とろ火にも5分くらいかけた方が良いのだろうが、もっと短くても大丈夫な気はする。
 荒井は5分を待たず、香ばしい匂いが強くなってきた頃合いで火から下ろしている。
・数分蒸らしてできあがり。割と重要。
 糊化直後はべちゃべちゃに見えても、この段階でもだいぶ水気が飛ぶ。


火力調節が不得手なガソリンストーブと焦げやすいチタンクッカーは
米炊きに最適な道具ではないと思いますが、
それでもこういうことを心がけるようになったら、
大きく失敗することは少なくなりました。
外で米を炊く方法には具体的な方法を示したこれはというレシピがなかなかないので、
荒井も上達目指して苦戦中の身ですが、どうぞご参考までに。


まぁ、余裕があるのなら、カセットコンロやアウトドア用炊飯鍋、
電気炊飯器*2などを装備に加えればいいだけの話ではあるのですが(おい)。

*1:昔日本一周したときにも何度かやってたんですが、勘のみでやっていたせいか、ほとんど上達しませんでした。

*2:オートサイトにはAC100Vが使えるところもあるそうですし。